メッセージ
本当に欲しいものを得るために命を使おう。
本当に欲しいものではないもののために命を使っていることが多いから。
失敗しないため、恥をかかないため、負けないため、勝つため、見栄をはるため、傷つかないため、笑われないため、弱いと思われないため、目立たないため、遠慮のため、ゆずるため、罪悪感のため、罪を償うために…。

本当に欲しいものが何かなんて考える間もなく、日々命が使われていく。
私が欲しいものは何なのか。
私が本当に欲しいものは何なのか?
あなたが本当に欲しいものは何なのか?
本当に欲しいもののために会話を使おう。
本当に欲しいものではないもののために会話を使っていることが多いから。
私たちは、今まで何のために会話を使ってきたのか?

それは、そうせざるを得なかったから。
長い月日の中で、そうせざるを得ないしくみが身について、
それしか選択肢がなかったから。
自分のしくみが見えたら、選ぶことができる。
限定が自分の選択を狭めているクセが見えたら、再選択できる。
これからは、何のために会話を使うのか?
本当に欲しいもののために会話を使おう。
欲しいものが愛情なら、愛情が手に入る会話を使おう。
欲しいものが安心なら、安心が手に入る会話を使おう。

ブレーキをゆるめ、限定がゆるんだら、欲しいものが見えてくる。
これからは、いよいよ自分になっていくだけ。
本当に欲しい未来のために命を使う人生へ。
私はたくさん人生の転機を迎えてきました、皆様と全く同じです。その都度、再選択し、軌道修正し、新しい分野へ挑戦し、生き延びて、今があります。何が成功だか、今だもってわかりません。一生懸命生きていたら29歳でうつ状態になりました。だからこそ、じっくり逐語検討の勉強ができたので、ご指導いただいた先生に心から感謝しています、「あなた、待ってあげなさいよ」と言 われた言葉がこびりついて離れません。元気になったら“いつでもどんな時からでもスタートできる”と言えるカウンセラーとしてまた活動したいと思い、今があります。その後、母が乳がんになり、父が食道がんになり介護し自宅で看取りました。だからこそ、介護する家族の気持ちがはじめてわかり大学院で学び、情報を伝えたくて、今年春に出版された「がんで逝くひと、送るひと」(三省堂)の本が書けました。離婚したけれど、おかげで息子は働く母を、気弱な一人の女性でもあると見始めて、驚くほど自律しました。どれもどうでも良いも悪いもなく、私は10代20代の頃より格段に生きやすくなりました。恩師のおか げであり、様々なカウンセリングの学びによって心の体力がつき、認知のゆがみ(思い込み、隠れた信念、しくみ、クセ)に気づき修正できたからです。私たちは生き延びるために、ご一緒に謎を解き未来の可能性を開く「自分研究」をしたいと思います。幸せになるために。
10年ほど前のある日、たくさんの色を見ていたら、色が人間に見えてきました。濃い緑もいいし、淡いのもいいし、深い青もいいし、濃い茶もいい、みんな違ってみんないいと。若い頃、流行の色、好きな色、嫌いな色、とだけ思っていた私。人間も、積極的で強そうな人は苦手とか。そう、その人はメインは赤かもしれないけれど、実はたまたま後天的な環境で赤が出しやすいだけかも。赤を出さないといけない、という思い込みかも。人間は全ての色を持っている、というのが私の持論です。ピンクも黄色も水色もあるけれど、ちょっと水色を出してみたら恥ずかしくて引っ込めてしまったり、ピンクを出してみたけど慣れていないから失敗して、絶対に自分の色ではないと思ったり。色は出たがる時期があるようで、ちょっと感じたら訓練は必要ですが、チョコチョコ出していると慣れるものです。そんな風に、自分も人も、ひとつの色に決め付けないで、様々な魅力を出せるようになったらいいなぁと思います。12枚のカラーカードや色ツールで自己理解=人間理解の探求をしていく『ASAカラー心理カウンセリング』はこのようにして誕生しました。

私は色が似合う似合わないを知って、素敵な色のコーディネイトでお洒落をするのも大好きです。受講後、着こなすのに抵抗のあった色を見事に着こなし始め、どんどん魅力的になった方々が多くいます。その上で、似合う似合わないを超えて、心がどの色も受容できるよう、心のブレーキをゆるめるカウンセリングをさせて頂いています。心理療法の基本に忠実に、そして「会話心理学」と「カラーセラピー」を道具に、自己理解を深め未来をデザインする講座へお越し頂けたら嬉しいです。もっと豊かに、もっと幸せになるために、色はメッセージを与えてくれます。タイミングの良いときに、心よりお待ちしています。1回で手ごたえを感じる短期療法です。お会いしますのを楽しみにしています。
池田朝子
ASAカウンセリング研究所
池田朝子